雨漏りと漏水の違いは?簡単な見分け方と放置するリスク

2025年3月12日

建物に水漏れが起きると、「これは雨漏り?それとも漏水?」と迷う方は多いのではないでしょうか。放置すれば建物の劣化や健康への悪影響につながります。ここでは、「雨漏り」と「漏水」の違いを簡潔に解説し、見分け方や対処法をご紹介します。

三井 敬一

雨漏り調査リーク 調査責任者

これまでに日本全国延べ300件以上の雨漏り調査に携わり、何度修繕を試みても改善しなかった難易度の高いケースを数多く解決してきました。

雨漏りに悩む方が少しでも早く安心できるよう、今後も積極的に知見を活かしサポートしてまいります。

雨漏りと漏水の違いとは?

  • 雨漏りとは?
    屋根や外壁などの建物の外側から、雨水が侵入してくる現象です。主な原因は、屋根材の老朽化、外壁のひび割れ、サッシの隙間などで起こります。基本的に雨が降った時にのみ発生します。
  • 漏水とは?
    建物内の配管や設備から水が漏れる現象です。原因は配管の老朽化、水道管の破損などで、天候に関係なく発生します。

雨漏りと漏水を簡単に見分ける方法

  • 雨の日だけ水が漏れる → 雨漏りの可能性が高い
  • 雨が降っていない日でも水が漏れる → 漏水の可能性が高い

このように見分けられますが、実際には状況が複雑で簡単に判断できないこともあります。

雨漏りか漏水かの判断が難しいケース

  • 症状が似ているケース
    天井や壁のシミだけでは原因が特定しにくいことがあります。

  • 雨漏りと漏水が同時に起きているケース
    雨漏りと漏水が同時発生すると、それぞれの発生源を個人で特定するのは困難です。

  • 目に見えない箇所で問題が起きているケース

    屋根裏や壁の内部など見えない部分で問題が生じると、表面から判断するのが難しくなります。

    判断に迷った場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

天井にできたシミだけでは雨漏りか漏水かの判断は難しい画像
果たして、これは雨漏りなのか、漏水なのか?

雨漏り・漏水を放置した場合のリスク

雨漏りも漏水も放置しておくと、様々なリスクが発生します。

建物の深刻な劣化

  • 雨漏り → 木材の腐食、断熱材の劣化が進行
  • 漏水 → コンクリート構造の損傷、鉄筋の錆び

修繕費用の大幅な増加

初期段階の修繕なら数万円で済む場合でも、放置すれば数十万〜数百万円の修繕費が必要になるケースがあります。

健康への悪影響

湿気やカビが発生し、アレルギー症状や呼吸器系の疾患を引き起こす恐れがあります。

自分で判断が難しい場合は専門家へ

雨漏りか漏水か判断に迷ったら、早めに専門家へ相談するのがベストです。

雨漏り調査リークでは、年間150件以上の雨漏り調査を行っています。非破壊検査を用いた精密な調査で、ピンポイントで原因を特定します。また、調査報告書はそのまま火災保険の申請にもご活用いただけますので、安心してお任せください。

「経年劣化による雨漏りが保険対象になるかどうか」については、『雨漏りによる経年劣化と火災保険の関係性』の記事で詳しく解説しています。

まとめ

雨漏りと漏水は発生原因や対処法が異なるため、早期に見極めることが重要です。「どちらか分からない」「何度修理しても直らない」という場合は、雨漏り調査専門会社である弊社雨漏り調査リークにご相談ください。専門家が丁寧にサポートいたします。

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