雨漏りは、放置すると建物の劣化やカビ・シロアリ被害など二次被害につながる重大な問題です。しかし、いざ修理をしようとすると「どこに頼めば良いのかわからない」「家を建てた業者に依頼しても直らなかった」という声も少なくありません。本記事では、雨漏り修理を依頼できる主な業者と、選ぶ際の注意点を解説するとともに、なぜ“原因特定”が重要なのかを掘り下げます。


三井 敬一
雨漏り調査リーク 調査責任者
これまでに日本全国延べ300件以上の雨漏り調査に携わり、何度修繕を試みても改善しなかった難易度の高いケースを数多く解決してきました。
雨漏りに悩む方が少しでも早く安心できるよう、今後も積極的に知見を活かしサポートしてまいります。
雨漏り修理を依頼できる主な業者
1. 住宅メーカー・工務店
特徴: 新築時の施工会社や、家を建ててもらった工務店など
向いているケース: 保証期間内の雨漏りや、構造の不具合が原因のケース
注意点: 家づくりに精通していても“雨漏り修理”に不慣れな場合があり、何度修理しても直らないケースも
2. 屋根専門業者
特徴: 瓦・スレート・金属など、屋根材の修理・リフォームを得意とする
向いているケース: 屋根材の破損や劣化が原因の雨漏り
注意点: 屋根以外の箇所(外壁・サッシ周辺など)の原因には対応が難しい場合も
3. 外壁塗装業者
特徴: 外壁のひび割れ・コーキング修理、塗装を専門に扱う
向いているケース: 外壁のひび割れやシーリングの劣化が原因の雨漏り
注意点: 原因が屋根や内部構造にある場合は、塗装だけで対処できない
4. リフォーム業者
特徴: 大規模なリフォームから内装・外装の部分補修まで幅広く対応
向いているケース: 雨漏り修理と同時に、内装リフォームなどを検討している
注意点: 雨漏りの原因特定に精通していない場合、再発リスクが残る
5. 雨漏り修理専門業者
特徴: 雨漏り診断士や防水工事の資格を持ち、雨漏りの調査・修理に特化している
向いているケース: 原因が不明瞭な雨漏りや、複数箇所にわたる難易度の高い雨漏り
注意点: 専門知識は高いものの、業者によって技術力や費用感が異なるので比較検討が必要
なぜ正確な原因特定が重要なのか?
雨漏りは、屋根・外壁・サッシなど多岐にわたる侵入口から発生します。経験の浅い業者や原因特定に不慣れな業者に依頼すると、下記のようなリスクがあります。
修理を何度繰り返しても直らない: 原因箇所を正確に突き止めないまま修理すると、別の箇所から雨水が侵入し、同じ問題が再発
費用がかさむ: 3回以上修理しても改善せず、合計数百万円の出費に至るケースも
建物全体へのダメージが拡大: 放置期間が延びるほど、木材の腐食やカビ被害が深刻化
もし、専門の修理業者が見つからない、あるいは施工業者でも原因がわからないという場合は、雨漏りの調査を専門に扱う会社に依頼して、まずは原因をはっきりさせることが大切です。
雨漏り調査リークの活用方法
雨漏り調査リークのような雨漏り調査専門会社を活用すると、次のメリットが得られます。
最新の非破壊検査技術を用い、建物を傷つけず原因を特定できる
**「原因箇所を明確に示した報告書」**を作成できるため、その後の修理業者選びがスムーズ
多数の現場経験をもとに、再発リスクの低減策も合わせて提案
原因箇所がわかれば、適切な修理業者(屋根専門、外壁専門など)にピンポイントで依頼できるため、無駄な費用や時間を大幅に削減できます。
詳しくは、雨漏り調査リークへご相談ください。
雨漏りの修理業者選びのポイント
実績と評判: 過去の施工事例、クチコミなどを確認し、経験豊富な業者を選ぶ
資格や保証内容: 雨漏り診断士などの資格やアフターサービスの有無をチェック
複数見積もりの比較: 1社だけで決めず、相見積もりをとって工事内容や費用を検討
説明の丁寧さ: 修理箇所と修理方法を具体的に説明してくれる業者ほど信頼度が高い
悪徳業者や火災保険の確認、業者紹介サービスにも注意
悪徳業者に注意: 極端に安価な見積もりや、契約を急かすケースは要警戒。手抜き工事や不要な工事を追加される恐れがあります。
火災保険の活用: 台風など自然災害が起因の雨漏りは、火災保険で修理費用が一部または全額カバーされる可能性があります。保険会社に問い合わせ、約款を確認しましょう。
業者紹介サービスへの依頼に注意: 一部の紹介サービスは、提携している業者しか紹介されない場合があります。また、紹介手数料が上乗せされて見積もりが割高になるケースもあるため、利用時は内容や条件をしっかり確認しましょう。
まとめ
雨漏り修理は、「どこに頼むか」以上に「原因を正確に見極めること」が成否を分けます。家を建てた業者やリフォーム業者に依頼しても直らない場合は、雨漏り調査の専門会社を利用し、しっかりと原因を把握してから修繕を行うのがおすすめです。そうすることで、無駄な修理費をかけずに、最小限の工事で根本的な解決を図れます。